20万円で本格時計を買うなら? エントリーモデルをプロが厳選
厚生労働省によると、日本人の平均年収は430万円ほど(2018年度)。そして、年間で腕時計に費やす額は、年収×5%ほどが一般的という専門家の意見も。
とすると、購入する腕時計の価格は20万円あたりがリアルな購入金額かと。そこで時計の専門家に、買って納得なエントリープライスモデルのリコメンドを依頼。シンプル顔からスーツに合うもの、カジュアルに付けられるもの、さらには女性へのギフト時計として絶好なものまで揃いまいした。
ちょっとイバれる本気時計を選ぶなら、見逃せない5本はこちらです!
● 『クロノス日本版』編集長・広田雅将が選んだのは……
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キズがサマになる稀有な時計
ジン「556.A」
玄人受けするハイスペックな時計を作るのが、ドイツの「ジン」である。中でもベーシックな『556.A』は、シチュエーションを問わず使えるデザインと、小ぶりなケースを持つ。
以前、このモデルの“兄貴分”にあたる『656』を持っていたが、とにかく視認性は抜群。時間の見やすさで言えば、これに敵う時計はないだろう。また小ぶりで厚みも許容範囲なため、装着感にも優れている。それに「ジン」を着けていれば、時計好きだって黙らせられるだろう。
自動巻き、SSケース(38.mm)×ブレスレット。20万円/ジン(ホッタ) 同モデルのブラックカウレザーバージョンは、17万円。
全く癖のないデザインだから、どんな服装にも合ってしまう。スーツでもドレスダウンでもカジュアルでも、お好みのままにどうぞ。
ただ、個人的にお勧めしたいのは、あえて傷だらけになるまで使い込むこと。今、傷がサマになる時計はそんなにないが、この時計は数少ない例外だ。パリッとした服装にあえて合わせると面白いかも。