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シュプリームが“反トランプTシャツ”発表、プリントされた「美女」の正体に愕然

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シュプリーム(Supreme)がトランプ政権への痛烈な批判を込めた一風変わったTシャツを発表した。

世界中の若者に支持されているニューヨーク発のストリート系ブランド、シュプリームが11月6日に行われるアメリカ中間選挙を目前にドナルド・トランプ大統領率いる現政権への不信感を象徴するアイテムをリリースした。

 写真家のリチャード・プリンスがデザインした「18&ストーミ―(18 & Stormy)」と名づけられたこの”アンチ・トランプ“Tシャツにでかでかと印刷されているのは、ある女性の顔。

 じつは、この女性は実在する人物ではなく、これまでにトランプ大統領からセクハラや性的暴行を受けたとして被害を告発している18名の女性たちと、過去に幾度にも渡ってトランプ大統領から黙殺されているポルノ女優のストーミー・ダニエルズの顔を合成したもの。

過去にも政治的メッセージを込めたアイテムを発表してきたシュプリーム。同ブランドが中間選挙を目前に“反トランプ”Tシャツを発表した背景には、2020年の大統領選挙の前哨戦とも言われる同選挙に際して、トランプ大統領のセクハラ疑惑に再び焦点を当てることで、有権者たちに正当な判断を仰ぐといった意味合いがあるよう。

アメリカ国内のみでの限定リリースとなった同アイテムは、11月1日の発売から間もなく完売。現在は再入荷待ちの状態だという。

 1枚40ドル(約4,500円)で販売されるTシャツの売り上げは、アートを通じた政治的変化を目指す団体「ダウンタウン・フォー・デモクラシー(Downtownfor Democracy)」に全額寄付される。