WELLNESS21コンセプト
WELLNESS21コンセプト
東日本復興対策、経済不安、超高齢化、医療費削減など、国民が直面している問題への現実的対応としてはもちろん、個人個人が本来の姿でいきいきと日常生活を送るためのベースとなる健康をつくり、維持し、向上させるためのノウハウの提供である保健指導。その保健指導を必要とする多くの対象者様のニーズに合わせ、専門家の方々の知識と経験により蓄積された現場ノウハウを存分に活かして、今、ここで、必要な保健指導を実践していただくこと。効果的でパワフルな保健指導におけるあらゆる可能性を支援するためにWELLNESS21は誕生致しました。
保健指導に必要な対象者様のデータを一元管理し、専門家の方々の情報の共有と連携により、一人ひとりの状態に合わせてより効果的な指導を実践していただくこと、それがWELLNESS21のコンセプトです。
パッケージでありながら、各機関の指導ポリシーを反映させ、自由に、現場ノウハウやアイデアを注ぎ込んで、あたかもオリジナルソフトウェアであるかのようにご活用いただける新しいタイプのソフトウェアWELLNESS21は、栄養、運動、生活、検査、問診など、あらゆる面から健康をよみがえらせ、向上させるプロの方々に使っていただくソフトウェアです。
オーダーメイド/テーラーメイドの保健指導を実現するW21メソッド
保健指導分野に関わる皆様の職場でもすでに種々のソフトウェアをお使いのことと思います。電子カルテや健診システムであったり、給食管理であったり、統計や文書ソフトであったり…。そんな中にあって、WELLNESS21は皆様方の現場ですでにお使いのソフトウェアと連携を取りつつ、特に、対象者の皆様への「保健指導」「健康教育」という場面でお使いいただくソフトウェアです。
そして、その保健指導に使っていただくソフトウェアをイメージされた時に、すでにこれまでに職場の方でお使いのソフトウェアのイメージから「こんな感じのものじゃないかな」とめどを立てておられる方、あるいは逆に、初導入をお考えで「どんなものだろう?」とまったく想像のつかない方と多岐に渡ると思います。そこで、WELLNESS21の個性や導入メリットを盛り込みながら、その特徴を「W21メソッド」と題して、以下に詳しくご紹介させていただきます。
W21メソッド
(1) 現場ノウハウを反映できるパッケージ
WELLNESS21はパッケージのソフトウェアになります。パッケージというのは、例えば、ソフトウェア開発の業者と打ち合わせながら、プログラムによって、その団体独自の世界に ひとつしかないオリジナルのシステムを作り上げる(カスタマイズ)のではなく、世界中の みんなが同じソフトウェアを使っているということになります。例えば、皆様よくご存知のMicrosoft® Excel®やWord®などのようなものがパッケージに当たります。
カスタマイズとパッケージ、どちらにもメリット、デメリットがございます。まず、業者委託により作り上げられるカスタマイズのオリジナルシステムはその機関の意向やノウハウにより開発が進められるわけですから、当然、多くの希望が叶い、機関業務に沿ったものとして完成しますが、コストは半端なく高くなります。
反対に、パッケージになりますと、一般的には、委託業者によるプログラム開発に比べ、コストは断然安くなりますが、その仕様はパッケージを開発・販売している会社のノウハウに依存する形になり、必ずしも、各機関の現場ノウハウに沿うものにはなりにくいというデメリットがございます。
WELLNESS21はExcel®やWord®と同じく、パッケージですから、北海道から沖縄、はたまた海外でも各地のWELLNESS21ユーザ様は同じソフトウェアを使っていただいております。
しかし、ここで、WELLNESS21の最大の特徴が登場致します。
それは、全国の皆様に同じものをご使用いただくパッケージでありながら、マスタ作成の自由度や仕様の柔軟性により、あたかもオリジナルのプログラム開発によって作られた各機関独自のシステムのように、出来る限り、専門家の皆様の指導方針に沿って、これまで、それぞれの現場で培われ、効果をあげてこられた指導ノウハウを反映してご活用いただけるソフトウェアであるということです。
基本的にWELLNESS21は、健康の維持及び増進や疾病の予防及び治療として保健指導を担当される専門家の方々にご使用いただくためのソフトウェアです。そして、ソフトウェアはあくまでも指導をされる皆様の指導の効率化をはかり、よりクオリティの高い指導を行っていただくためのサポートとなる役目を担わせていただくものです。ソフトウェアを導入されたからといって、ノウハウがそれに置き換わったり、依存する形になることなく、皆様が指導効果をあげてこられた現場ノウハウや学会や研修会などで取得され、現場で新たに活用していかれる最先端ノウハウをソフトウェアにのせ、できるだけスムーズに理想とする指導を実現していただくことが WELLNESS21 開発のコンセプトでもあります。
ソフトウェア開発業者のお仕着せノウハウでなく、あくまでも、現場ノウハウを反映して使っていただけるソフトウェアであること。これがまず一つ目の WELLNESS21の特徴とさせていただいております。
(2) All in one で一元管理
保健指導の分野には、栄養指導用のソフトウェアというものがあり、運動指導用のソフトウェア、検査値管理用のソフトウェア、問診処理用のソフトウェア、体力測定用のソフトウェア、集計用のソフトウェア、帳票デザインや指導媒体作成用などいろいろなソフトウェアが存在しています。
ある1人の指導対象者様であっても、指導担当者様ごとに異なるソフトウェアを使っておられれば、それぞれお使いのソフトウェアにデータを登録し、そのソフトウェアの中で活用していかれます。
異なるソフトウェアのデータを参照されたり、引用される時は、両方を立ち上げて画面で確認したり、片方のソフトウェアからデータを出力して、別のツールで取込みを行ったりということになると思いますが、WELLNESS21は、各専門家による指導を1つのソフトウェアでご実施いただけますから、1指導対象者様のデータは栄養指導のデータであっても、運動指導のデータであっても、検査結果値、問診回答、指導内容まで、すべて1つのソフトウェアで一元管理されており、まさにチーム医療の現場や多種類のデータを組み合わせての指導展開に大いにご活用いただけるというのも大きな特徴となっております。
しかも、指導担当者様ごとに、ご自分がデータ入力や指導を行われる時に使用する ボタンだけを画面に表示しておくことができますから、ユーザ様ごとにご自分が使いやすいように、ボタンを抜粋、配置された上で、他の指導担当者様によって入力、編集された対象者様のデータを参照・引用したい時だけ活用することが可能です。
人間ドックや健診などの指導の場でよく対象者様の方からあげられるクレームの中に、お医者様にも栄養士さんにも保健師さんにも同じようなことばかり言われてうんざりだ、それなら早く帰らせて欲しいというものがあります。その際にも、それぞれの指導担当者様がどのような内容で指導されたかを即確認できれば、無駄なく、効率的に専門性を活かした指導をしていただくことが可能になってくると思います。
(3) オリジナリティを演出でき、自由度が高い上、マスタメンテナンス費 ¥0
前述のように、WELLNESS21は、パッケージでありながら、あたかもカスタマイズされたかのようにご活用いただけるソフトウェアですが、それはマスタ作成機能の自由度の高さによるものとなっております。
WELLNESS21マスタと致しましては、各種適正値、問診項目、検査項目や検査グループ、アドバイスの各例文、ロジック、判定、調査票、指導票などの帳票レイアウトなどいろいろなものがございますが、例えばそれが、食事基準のような適正値であったり、アドバイスのコメントであったり、判定やアドバイスを出力する際のロジックであったり、帳票や指導画面のデザインやレイアウトであったり、保健指導プログラム全体であったとしても、できるだけ、みなさまの望まれる指導内容が実現できるようにマスタを作成していただけることが、WELLNESS21の大きな特徴です。
また、そのマスタは必要に応じ、その場で作ることができて、リアルタイムで即使用可能となっており、例えば、こういう項目を追加したいけれど、プログラム開発の委託業者様の方に頼んで、出来上がるのは半年後だ、一年後だとか、何十万、何百万円かかるだとかということはなく、WELLNESS21を立ち上げて、サクサクサク、もう出来た、すぐ使えたということが実現可能になっております。
例えば、「こんな帳票があればケースによって対象者の方々に持ち帰っていただくことができるのになぁ」とか、「こんな指導画面があれば説明しやすいのに・・・」などと思われたら、すぐ作り、すぐご活用いただくことが可能なわけです。ちょっとした帳票やプリントなら、一般のデザインソフトや文書ソフトなどでも十分作成は可能だと思いますが、WELLNESS21で作ったものには、個人情報はじめすでに登録されているその指導対象者様の各種データや分析結果などが反映できますので、非常に説得力のある指導媒体としての個人帳票や指導画面をあっという間に作り、ご活用いただけますのが大きな特徴です。
対象者様へのアドバイス内容を含め、そのアドバイスを提示する条件などのロジックや判定ロジックなどの設定もすべてユーザ様の方で簡単にできますので、指導担当者によって指導内容や判定結果、その優先度、表現、伝え方などが異なったりすることなく、統一された指導ポリシーを反映させてロジックを組んだり、変更を即反映させたりといった一連の作業を手元操作で行っていただくことが可能です。
(4) 連 携
WELLNESS21は保健指導用のソフトウェアです。人間ドックや健診などにおいても、指導というのは、流れからいって、割りと最後の方に位置づけられやすいと思います。そこに至るまでには、予約や受付から始まって、電子カルテや健診システム、各種測定機器、場合によっては、問診票のOCRによる取込みなど、指導対象者様のデータは、あちらこちらで取得、保存されていきます。WELLNESS21では、それらのデータを取り込み、指導画面や帳票にご活用いただくことが可能です。特に、チーム医療の場合、人の連携はもちろんデータも同じように連携できることは必須に近いシステム条件であると考えます。
更に、WELLNESS21の入力データや分析結果は、すべてcsvファイルとして抽出することができますので、Excel®などの表計算ソフトや統計ソフトでご利用いただいたり、指導結果として電子カルテなどへの取り込みにご活用いただくことも可能です。
(その場合は、取り込み先となるソフトウェアが対応していることが条件となります。)