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WELLNESS21で栄養指導

1.肥満度判定

1-1.対象別に設定可能

肥満度判定

 肥満度は、BMIによる判定が主流となっており、標準搭載させていただいておりますが、ユーザ様のご活用フィールドにおける指導対象者様の年齢層や状態別に算出式や判定条件、判定結果を登録していただくことができ、身長、体重などの測定結果が入力された時点で自動的に判定結果を表示致します。

2.献立入力

2-1.3つの食事調査方法

献立

 まず、朝食、昼食、夕食、間食、夜食の食事区分ごとに区切られた「食事記録法」の入力画面では、すでにマスタ登録されている食品を、食品名、キーワード、食品番号などで簡単に呼び出し、連続的に入力していくことが可能です。摂取量入力の際には、種々の目安量も表示され、対象者様が記入して来られた日常的な表現をスムーズに置換えてご入力いただけますし、登録済みの料理マスタを呼び出し、異なる部分のみ修正を加えて効率よく入力していくことが可能です。

 食品料理、目安量などのマスタは既存のものの他に簡単に追加登録して即ご使用いただけますので、ご入力に新たに必要となった食品や料理、より入力をスムーズにするための目安量などを随時追加して、ユーザ様ご所属機関オリジナルの食品・料理データベースへと変容させ、より使い勝手のよいステージへと進化させていっていただくことが可能です。マスタ登録数の制限はございません(ハード容量など動作環境に依存します)。

 更に、料理マスタには写真(イラスト)、材料、作り方なども登録可能であり、対象者様におすすめの料理などがある場合はそのレシピをプリントアウトしてお持ち帰りいただけるようになっております。

チェック表

 また、「食物摂取頻度法」でのご入力用には、21問、30問、55問、77問、96問の5つの頻度調査ご入力画面をすぐご使用いただけるサンプルとしてお入れしておりますが、 登録形式が同一のものであれば、ユーザ様の方で使用されたいものをご用意の上、新たにご登録いただいて、即ご使用いただくことも可能になっております。

 「食事バランスガイド」の入力は、調査用紙などからのチェック方式のほかに、食事区分ごとのカラフルなトレーが表示された画面で、対象者様に食事内容について聞き取りをしながら、料理イラストをドラッグ&ドロップで移動させ、その場でコマで表される分析結果をお見せすることができ、対象者様とお話をしながら、過不足をチェックして、よりよい食事内容への変更をお示しすることなども可能です。

食事バランスガイド

 料理数の少なさが取り上げられがちな食事バランスガイドですが、WELLNESS21では、前述の料理マスタ登録時に食事バランスガイドルールにしたがって、サービング情報が表示されますので、それをふまえて料理マスタを編集したり、イラストマスタを追加登録していただいて、バリエーション豊かな料理データで食事バランスガイドでのご指導をご実現いただくことが可能となっております。

 また、近年特に注目を浴びております「時間栄養学」をふまえ、3つの献立入力法とも献立入力画面にて「食事時間」をその時刻や所要時間で入力することができるようにさせていただいております。

2-2.食物アレルギー

 WELLNESS21に搭載されている「食物アレルギー設定ツール」により、食品マスタにアレルギーマークを設定することができますので、献立入力時には食品ごとにその情報を表示させて、指導中やモデル献立作成時にそれらの食品に留意していただくことが可能です。
 ※特定の薬と同時に摂るとよくない食品に対して薬情報を設定・表示することも可能です。

3.食生活問診

3-1.問診入力

質問票

 回答肢は、回答番号のほかに、文字列、倍率、点数などもあり、アドバイス用の自動設定を作成する際や何かを判定する際にもご使用いただけます。

 質問票は、問診入力欄に合わせて自由レイアウトで作成していただくことができますし、OCRなどで読み取ったデータをWELLNESS21コンバートツールで取り込むことも可能です。(※条件あり)

4.指導に使う基準値はすべて登録自由自在

4-1.食事摂取基準について

 栄養指導の基準となる食事摂取基準は、厚生労働省「日本人の食事摂取基準」を標準搭載させていただいておりますほかに、ユーザ様の方で、健診、病態、アスリート、食育、介護など、各々のフィールドでご使用になられるものを自由にご登録いただき、即ご活用いただくことが可能です。その際、数値などでの入力のほかに、各種変数や加減乗除を用いた算出式などもご使用いただけますし、各食事摂取基準を対象者様の肥満度、検査結果値、問診回答など様々な条件で自動で呼び出す『仕掛け』(自動設定)に乗せればそれらのデータの入力により、適した食事摂取基準が自動的に選択され、対象者様データに設定されます。もちろん、個々での変更は可能です。

4-2.食品群と配分表について

 栄養指導の場面では、指導対象者様の状態や各機関の指導方針によって、6つの基礎食品をはじめ種々の食品群別(エネルギー)摂取量分析が使用されており、栄養指導のソフトウェアではその開発元の見解により固定群による分析が採用されていますが、WELLNESS21では、より広範囲、より多くのユーザ様にお使いいただけるよう、食品群を自由に作成していただくことを可能に致しました。

 すぐお使いいただけるサンプルとして、6つの基礎食品、11群、18群、96群、糖尿病群、腎臓病群などは標準搭載させていただいておりますが、それ以外の群を使用されたい場合、群名、群数、群ごとに属する食品などすべてユーザ様の方で自由に設定して、最大50個までの群を作成していただくことができ、同一機関内でも対象者様に合わせて群を使い分けていただくことが可能です。

 群と合わせてお使いいただく各群ごとの配分表も標準搭載のほか、グラム別、エネルギー換算点数別(1点80kcal)、腎臓病交換表に準じた配分などにより、自由に多数のパターンをご登録いただけますので、用途に合わせて使い分けていただけますし、その対象者様により適した群、より適した配分表の設定も前述の『仕掛け』(自動設定)により、随時自動で選択されますので、効率よく指導を進めていただくことができます。

4-3.適正比率、摂取の目安など

 その他、PFC比や動物性たんぱく質比、菓子・嗜好飲料類エネルギー比、アルコールエネルギー比などの適正比率食事バランスガイドでのご指導の際にご使用いただく「摂取の目安」もユーザ様の方で自由に登録されたものを即ご活用いただけます。これらの基準値の対象者様への設定も自動設定の使用が可能です。

5.分析

分析

5-1.栄養分析

 入力された献立(食事内容)食事摂取基準をはじめとする各種基準値により、栄養分析が行われ、「栄養充足率」や「食品群別充足率」などの分析結果が表やグラフで表されます。

5-2.各種判定

 検査結果値や測定値、問診回答などの入力されたデータや分析結果などを使って、ご希望の判定結果を取得することも可能です。(例:問診1の回答が3で、BMIが25以上で、エネルギー充足率が120%以上の場合Dと判定するなど)

6.ロジック自由、表現自由、指導方針をそのまま反映

6-1.アドバイス

アドバイス

 指導票などに印字するアドバイスは、もちろん一人ひとりの欄に手入力することが可能です。その際も様々な編集機能が使用できますが、毎回使用される文章などはマスタ登録しておいていただき、お好きなタイミングで呼び出してご使用いただくことも可能です。
 更に、「こういう条件に合った人にはこのコメントを出す」という『仕掛け』(自動設定)もその際使用されるコメント文もすべてユーザ様の方で自由に作成、設定していただくことができますし、そのコメントの出る優先順位や条件設定もWELLNESS21で入力されたデータ、分析結果などあらゆるデータを使用して巧みに設定できる上、一人ひとりのアドバイス欄に表示された後に編集もできますので、個人の状態に合わせたコメントでありながら、指導時にはまとめて自動で取得でき、指導効率を上げることが可能です。

 自由レイアウトで指導票のアドバイス欄に表示する際にはフォントの種類や大きさ、色なども指定できますので、すべてユーザ様のイメージにそってお伝えいただくことができます。

※アドバイスや指導票自由レイアウトに使用するテキストを英文で入力することも可能です。

帳票結果

7.バリエーション豊かな指導票・指導画面

7-1.栄養指導票と指導画面

自由レイアウト

 対象者様にお持ち帰りいただいたり、指導中に使用される栄養指導票は、はがき大~A0まで用途に合わせてお好きなサイズのものを自由レイアウトで作成していただくことが可能です。前述の分析結果のほか、肥満度グラフや検査結果値、測定値などの経過グラフ、イラスト、テキスト、矩形など様々なパーツを盛り込んで、オリジナルで指導方針に合ったものを何種類でもお作りいただけますし、変更も簡単にできてその直後からご使用可能ですので、「こんな指導票が欲しかった」という願望をぜひWELLNESS21自由レイアウト機能で叶えていただければと思います。
 更に、自由レイアウトでお作りいただいた指導票はWELLNESS21搭載の指導画面の方で展開できますので、対象者様にお持ち帰りいただく前のご説明に使用されたり、お持ち帰りいただくものとは別の画面を用意して指導内容をより濃いものにしていただくことなども可能です。 

8.指導後データ

8-1.抽出・集計

 栄養指導後のデータは、WELLNESS21抽出・集計機能により、csvファイルとして保存することが可能です。WELLNESS21で入力されたデータ、分析結果などあらゆるデータが抽出対象となっており、保存されたcsvファイルは、他のソフトウェアとの連携に使用していただいたり、Excel®や各種統計ソフトなどでご使用いただけますので(要確認)、指導後の効果判定やフィードバック、論文作成などにご活用いただけます。

 栄養分析結果のみならず、検査結果値や各種測定値、問診回答、その他、他分野の専門スタッフの方々が入力されたデータやアドバイスなどもふまえて、指導対象者様へ、より質高く、効果的な指導を行っていただけることがWELLNESS21の強みです。ぜひ、充実した機能と自由度の高さを活かして、一人ひとりに適したオーダーメイド/テーラーメイドの栄養指導をご実現ください。